北緯40度 ミルクとワインとクリーンエネルギーの町

町道葛巻浦子内線「大橋」

公開日 2023年06月05日

大橋写真

施設の概要

橋梁 橋長51m、道路幅員9m(車道5m、歩道2m×2※両側)
木製屋根 全長30m、幅(支柱間隔)10.9m、内部高さ4.5m
使用木材 くずまきカラマツ集成材 使用量51.2m3(成木約200本分)
事業費 84,040千円(上屋根分)
【財源】地方創生推進交付金42,020千円 地方債37,800千円、一般財源4,220千円

林業の町の新たなシンボル

 町道葛巻浦子内線「大橋」の大きな特徴は、町産材であるカラマツ集成材をふんだんに使用した木製の屋根が設置されているという点です。自動車が通行可能な橋梁に木製の屋根が設置されているという事例は、全国的にも数少ないものになります。
 この木製屋根付き「大橋」は、町の総面積の約86%を占める「林業の町くずまき」の新たなシンボルとなり、地場産材の利用促進や新たな木材利用の提案など、さらなる林業振興を図るための広告塔として大きなPR効果を生み出すことが期待されています。

まちなかエリアの観光振興へ

 「大橋」は内閣府の地方創生推進交付金を活用し、観光地域づくり(くずまきDMO)の取り組みの一環として整備されました。全国的にも珍しい木製屋根付き「くずまき大橋」が注目を集めることによって、町中心部の新たな見どころとして観光客の誘客に大きな期待が持てるものになっています。
 葛巻町の観光入込数は年間で約50万人となっていますが、その多くは、くずまき高原牧場とくずまきワイン工場が中心で、中心市街地があるまちなかエリアは素通りされるケースが多いことが課題になっていました。大橋は、複合的な機能を持つ役場新庁舎「くずま~る」と合わせて、まちなかエリアの新たな観光スポットになり、来庁される方々がまちなかエリアを徒歩や自転車で周遊することによって、これまで以上に滞在時間が長くなり、飲食店や特産品販売などへの波及効果が期待されるものです。

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