公開日 2021年09月01日
木質バイオマス化発電設備は、森林整備の過程で発生する間伐材を原料に、エネルギー(電気・熱)を回収、有効利用できるシステムです。十分に利用されていない森林資源を活用することで、森林整備や環境の保全を図ることができます。
実施事業の概要
事業名 | バイオマス等未活用エネルギー実証試験事業 「森林の間伐施行に伴う木質バイオマスガス化熱電併給システム」 |
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事業主体 | 月島機械株式会社、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、葛巻町 |
管理主体 | 月島機械株式会社 |
施設概要
建設場所 | 岩手県岩手郡葛巻町葛巻40-57-125(くずまき高原牧場内) |
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原 料 | ウッドチップ(カラマツなどの間伐材) |
施設規模 | ウッドチップ3トン/日(15時間運転) |
発電出力 | 120kW |
熱回収量 | 266kW |
エネルギー効率 | 電気24%+熱回収率51%=総合効率75% |
ガス化炉型式 | ダウンドラフト方式 |
主な利点
間伐材の有効利用 | 森林整備の過程で発生する間伐材を有効利用できる |
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地球温暖化防止 | 化石燃料を使用しないため温室効果ガスの発生が少ない |
高いエネルギー効率 | 電気と熱を利用できるためエネルギー効率が高い |