中心市街地活性化

2015年11月5日

葛巻町中心市街地活性化基本計画

 

計画策定の背景と目的

計画の策定の背景

 葛巻町の中心地区は、城内小路、下町、新町、浦子内(大明神、田の沢)、茶屋場地区にかけて形成され、JRバス葛巻駅を中心として、東西に横長に広がる区域となっています。
 この区域は、町の中心地として町役場をはじめとする公共公益施設、商業、サービス業、居住等の様々な機能が集中し「町の顔」としてのにぎわいを見せてきました。
 しかし、近年においては、バブル経済崩壊後の景気低迷の長期化に加え、モータリゼーションの進展、近隣市町への大型店の進出等の要因により、消費者行動も広範囲となり、平成10年度に岩手県が実施した購買力調査によると、地元購買率は46.4%と、買物の5割以上が町外で行われているなど、地域に密着した営業を続けてきた町内の小規模事業者にとって極めて厳しい状況にあります。
 これら購買力の流出を防止するためには、消費者ニーズに沿った、実現可能な商店街独自の活性化に積極的に取り組み、地域の文化、伝統が集まった「町の顔」としての再生が急務となっています。
 こうしたことから、住民(消費者)や商業者などの主体的な関わりのもとに、市街地の役割を明確にし、活性化の在り方とその実現のための方策を定めるため、本計画を策定するものです。

計画策定の目的

 本計画は、平成10年7月24日施行の「中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律(以下「中心市街地活性化法」という。)」で位置付けられている基本方針に基づいて、葛巻町の中心市街地における「市街地の整備改善及び商業等の一体的推進に関する基本的な計画」を定め、本町における「町の顔」としての再生、活性化を推進し、町民の生活向上と健全な発展を図ることを目的とします。

 

基本方針

中心地区としての役割

 葛巻地区は、町唯一の商業集積地であり、地域住民に対して生活のための物資の提供と国道281号の通過交通に対しロードサイドサービスを提供してきました。
 また、町役場や病院、福祉センター、体育館、会議室や図書室等が併設された総合センター、金融機関、その他業務施設など、多くの施設が集積し、町民のくらしを支援する役割を果たしてきました。
 近年では、近隣市町への大型店の出店、町民の行動範囲の拡大や消費者ニーズの多様化に対する店の対応の不足、後継者難、投資意欲の減退などの要因により、商業機能の低下が著しくなっています。
 しかし、町内の商業は、地域の便利で豊かな生活を支援するもので、住民の意向として強く求められています。
 このようなことから、中心地区である葛巻地区において、くらしを支援する機能を高め、町民に快適で豊かなくらしを提供する場であるとともに、地域の住民や外部からも人が集まる、交流とにぎわいの場としての役割を担っていくものとします。

中心地区の機能

○地域での生活を快適にするくらしの機能
 住民が生き生きと明るく過ごせるくらしを支援し、家族や友人、住民同士が楽しく交流できる場とします。また、3人に1人が高齢者である本町の特性から、とりわけ高齢者に、やさしさとおもいやりのある、快適なくらしができる場とします。

○地域での生活を便利にする商業の機能
 地域住民の生活に密着した商品やサービスを提供し、便利な日常のくらしを支援する場とします。また、個々の店がこだわりを持ち、商品構成や品揃えに特徴がある魅力的な店づくりを行います。楽しく快適に買物ができるなど、買物環境の水準を上げるとともに、商店が結束して販売促進や交流活動などを行い、地域に密着した商業活動を行います。

○様々な情報を発信するにぎわいの機能
 中心地区は、「塩の道」や「宿場町」として物や人が行き交い、情報の集散する場で、まちの発展や活況に重要な役割を担っていました。今後は、これらの歴史を生かして、地域の情報を発信するとともに通過交通や観光客等の外部からの人が集まり、地域と交流するにぎわいのある場とします。

中心地区活性化に向けてのゾーニング

 中心地区は、国道281号に沿ってほぼ直線に伸びています。この中心地区を活性化させるためには、地区ごとの機能を明確にし、それぞれの役割を強化して分担することにより、中心地区全体の魅力を高めていくことが必要です。

ロードサイド商業・公益ゾーン(城内小路、下町の一部の地区)

 城内小路から下町の一部の地区については、沿道の店舗が分散して立地するとともに、総合センターや町役場、葛巻病院が立地しています。
 このため、国道通過車等にサービスを提供するロードサイド商業と住民のくらしのための公益ゾーンとするとともに、中心商業ゾーンと連携を深め、一体化を進めていきます。

中心商業ゾーン(下町の一部、新町地区)

 野外音楽堂からJR葛巻駅までの地区は、最も商業集積が高い地区です。このため、地域住民への生活の利便性を提供し、くらしを豊かにする商業の中心ゾーンとします。また、今後は、国道281号を通過する自動車客や交流人口を誘導し、交通の拠点としての機能を生かしながら、にぎわいの拠点とします。

ロードサイド商業・業務ゾーン(大明神、田の沢、茶屋場)

 大明神、田の沢、茶屋場地区は、商店とともに、事業所などの業務・サービス施設が混在して立地しています。今後は、社会体育館やモウモウ館等の集客施設との連携を図りつつ、城内小路、下町ゾーンと同様に、通過する自動車客を中心としたロードサイド商業の役割を中心とした各種の業務活動を担うゾーンとします。

 

中心市街地の区域

 中心市街地の区域を、町役場、町立病院等の公共公益施設と商業が集積する葛巻地区の城内小路、下町、新町、浦子内(大明神、田の沢)、茶屋場の一部とし、約43ヘクタールの範囲を中心市街地とします。

 

コンセプトと目標

中心市街地活性化のコンセプト

 中心市街地として「地域での生活を快適にするくらしの機能」「地域での生活を便利にする商業の機能」「様々な情報を発信するにぎわいの機能」の求められる3つの機能を充実させるとともに、来街する人を温かくもてなし、くつろぎのあるまちを目指して、活性化のコンセプトを次のようにします。

おでyぁんせ。くずまき! ~であいの高原オアシス~

中心市街地活性化の目標

その1 くらしのための施設とサービスが充実したまち
 地域住民のくらしを支援する様々な施設が揃っているとともに、くらしのためのサービスが充実しているまち。

その2 便利でくらしを豊かにしてくれる店が集まるまち
 地域で便利なくらしを支援するとともに、生活への提案と豊かなくらしのための商品やサービス、情報を提供する商店が集まっているまち。

その3 やさしさとおもいやりとくつろぎのある、もてなしのまち
 やさしさとおもいやりのあるまちとして、施設や環境を整備し、活動を行って、来街する全ての人がくつろげるもてなしのあるまち。

その4 人々が集まり交流する、にぎわいのあるまち
 地域のイベント、まつりや住民同士の集い、まちの様々な情報発信により交流人口が立ち寄るなど、様々な活動と交流があるにぎわいのあるまち。

その5 葛巻の文化と特産品に出会えるまち
 葛巻の文化や歴史が感じられる施設やサービス、情報があるとともに、町の特産品が購入でき、名物等が味わえるまち。

 

中心市街地活性化のための方策

 中心市街地活性化の5つの目標に対して、それぞれの目標を実現するための方策を以下に示します。

その1  くらしのための施設とサービスが充実したまち

  • 高齢者住宅、世帯用住宅の誘導、整備
  • 住民サービスを高める施設の整備
  • 集落とまちを結ぶ送迎サービスの実施
  • 利用しやすい駐車場の整備

その2  便利でくらしを豊かにしてくれる店が集まるまち

  • 不足業種の充足と商業の再編成
  • くらしに必要な品揃えやサービスの強化
  • 楽しく個性的な店づくり
  • 販売促進やイベントによる地域への働きかけ

その3  やさしさとおもいやりとくつろぎのある、もてなしのまち

  • くつろげるスペースの確保
  • ユニバーサルデザインの採用(※)
  • クリーンなまちづくり
  • もてなしサービスの推進

その4  人々が集まり交流する、にぎわいのあるまち

  • 交流施設の整備
  • 多目的広場の整備
  • イベント、まつり等の開催
  • 住民活動の誘導、支援

その5  葛巻の文化と特産品に出会えるまち

  • 特産品や名物料理等を提供する商業施設の整備
  • 葛巻の歴史と文化を伝える施設の整備
  • 特産品の開発と提供、PR○店、まちの情報発信

※ ユニバーサルデザインとは、高齢者や障害者、妊婦、子供などの様々な違いを超え、すべての人が暮らしやすいまちづくりを行うことです。また、商店(商店街)において、お客様一人一人に合わせたサービスを考えることも、ユニバーサルデザインとなります。



お問い合わせ

いらっしゃい葛巻推進室
商工観光係
電話:0195-66-2111(内線225)