北緯40度 ミルクとワインとクリーンエネルギーの町

町長からのメッセージ

公開日 2019年03月12日

全国の山村のモデルとなる

一歩先行くまちづくりを目指して


葛巻町長 鈴木 重男

 北緯40度、岩手県の東北部にある葛巻町。町の面積の86%を緑豊かな森林が占め、標高1,000m級の山々に囲まれた高原風土が漂う酪農と林業の町です。町の持つ多面的な資源と機能を最大限に活用し「ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」として、この山村でしかできないことに挑戦しています。
 私たちは、先人から生きる知恵や豊かな自然を受け継いできました。先人は、その時々を懸命に生き、まちの歴史や文化、財産を築き上げ宝として残してくれました。今を生きる私たちには、先人が残してくれたこのかけがえのない宝を次の時代につなげる使命があります。全町民が幸せを実感できる確かな未来を築くため、今日という今を明日という未来に伝えていかなければなりません。
 今、日本は人口減少の時代を迎え、本町にもその大きな波が押し寄せています。地方経済の活性化と人口減少問題を克服するために産業振興対策や定住対策のほか、葛巻高校山村留学制度の創設や新葛巻型酪農構想の推進など、葛巻だからこそできる、葛巻にしかできない「地方創生」に果敢に挑戦し「全国の山村のモデルとなるまちづくり」を目指してまいります。
 

 

 21世紀の地球規模での課題とされる「食糧・環境・エネルギー」のすべてに貢献できるのは私たちが住む山村です。山村が持つ機能と魅力を積極的に情報発信しながら、30年、50年先も町民の皆さんが、この町に誇りを持ち、この町に住んでいて良かったと思える葛巻であるために、町民と行政が一体となった「協創のまちづくり」により、葛巻らしい一歩先行くまちづくりを着実に前進させてまいります。
 葛巻町のまちづくりをご理解いただくとともに、さらなる町勢発展にお力添えをいただければ幸いです。

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